≪企業NOW≫
■女性が働きやすい建設現場に
鹿島は、女性が働きやすい職場環境をつくろうと積極的な活動を推進している。昨年12月には、内閣府男女共同参画局が進める「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」の行動宣言に押味至一社長が建設業界としては初めて賛同するなど、先駆的な職場づくりに取り組んでいる。
鹿島では、1990年代後半から人事部に女性活躍推進の専任担当者を置くなど、女性社員が活躍できる環境づくりに熱心だった。昨年4月からは鹿島の女性技術者と、協力会社の女性技能者を中心とした「鹿島たんぽぽ活動」を開始。活動の登録者は自身が働く現場に対し、職場環境改善提案を行う。好事例は全社へ水平展開する。
例えば、既に建設現場3カ所に女性専用のパウダールームを設置。現場の女性の意見を反映し、全身鏡を配した更衣室や監視カメラ、カードキーによる施錠など万全なセキュリティー対策を施した。
また、育児と仕事の両立を目指す出産直後の女性社員を対象とした研修も実施。復職した後に実際に起こった問題や不安の解決策などを話し合った。
男性管理職に対しても研修を行う。参加者は女性部下との意識のずれをなくし、女性部下を育成するためのコミュニケーションスキルを学んだ。
鹿島は、女性が働きやすい環境は誰にとっても働きやすい環境の創出につながると考えている。若年層の男性の建設業就職を促進する観点からもメリットがある。目標は女性技術者と女性管理職を5年で倍増、10年で3倍にすることだ。
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■鹿島
【設立】1930年
【本社】東京都港区元赤坂1-3-1
【資本金】約814億円
【売上高】1兆6936億円(2015年3月期連結)
【従業員数】7546人(15年3月末現在)
【事業内容】建設事業、開発事業、設計・エンジニアリング事業など。