アサヒビールが3月29日に発売するワインの新商品「サンタ・ヘレナ・ラ・プンタ・レセルヴァ」=2日、東京都千代田区(松元洋平撮影)【拡大】
アサヒビールは2日、2016年のワイン事業の戦略説明会を開き、同年の売上高目標を前年比8%増の188億円、昨年4月買収した大手ワイン輸入・販売のエノテカを含めたグループ全体では同23%増の417億円に設定したことを明らかにした。同日、東京都内で会見した平野伸一副社長は「魅力のあるワインを提供し、ワイン市場を活性化したい」と話した。
拡販戦略として、チリワインのブランド「サンタ・ヘレナ」から新商品「サンタ・ヘレナ・ラ・プンタ・レセルヴァ」2種を29日に発売する。750ミリリットル入り税抜き価格は960円前後。中価格帯ワインでありながら高額ワインで用いられる製法を採用し、口当たりをやわらかくしたという。商品ラインアップの拡充で、市場拡大につなげる考えだ。
また、昨年の販売数量が100万箱(1箱は9リットル)を超える大ヒットとなった「サンタ・ヘレナ・アルパカ」シリーズ(税抜き価格630円前後)は、販路拡大などで今年は約20%増の120万箱の販売を目指す。