そもそも、ヒュンダイは過去に日本での乗用車販売で失敗している。01年から販売を始め、販売台数は04年のピーク時に2524台を記録したが、08年には501台まで減少し、10年に撤退に追い込まれた。
ヒュンダイの乗用車が売れなかったのは、日本の同クラスの車より高い価格設定をしたことや、当時の人気車種がコンパクトカー、ミニバンで、セダン中心のヒュンダイとのラインアップにずれがあったからだ。
つまり、市場のニーズに対応しきれなかったのだ。当時の韓国メディアは「閉鎖的な日本市場が撤退の原因」と報じるなど、韓国民の日本に対する被害者意識は今でも根強い。こうした意識を払拭しなければ、日本での地位向上は進まない。
さらに、ヒュンダイが悲願とする高級ブランドへの脱皮も今ひとつだ。2月23日に米消費者情報誌コンシューマー・リポートが発表した自動車部門別ブランドランキングでは、日本車が7部門で最高評価を得たのに対し、ヒュンダイブランドは1部門にとどまった。これでは、ブランド嗜好の高い日本人の支持は得にくいだろう。