関電はいつカード切るのか? したたかな戦略構築、固唾を飲んで見守る新電力 (3/4ページ)

2016.3.13 07:15

 新電力の一角を占める通信会社KDDIは、「auでんき」を全国展開する。料金プランは、大手電力の現行料金と同水準だが、スマートフォンとのセット割引を利用すると、支払った料金から最大5%、同社の電子マネーでキャッシュバックするのが特徴だ。

 実は、関西ではKDDIと契約すると、電気は関電から買うことになる。

 KDDIは、ほかの地域では電力市場などで仕入れた電気を販売するが、関西と中国地方では地元の大手電力と提携して電気を販売する。KDDIは、関電や中国電の「新しい看板」としての顔を持つ。

 関電にとっては、「auでんき」を利用してもらえれば、電力の販売量は減らない。全面自由化で、さまざまな販売ができるようになったことを逆手に取った戦略だ。

 鍵を握るは関電

 関電本体では1月15日、管内向け新プラン「eスマート10」を発表した。夜間料金を割安にした程度で、従来の料金プランを微修正した1種類だったため、ライバルの新電力関係者すら「もっと電気料金で勝負してほしかった」と落胆するほどだった。

ただ、関電には「電気料金の値下げ」という切り札が残っている…

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