【開発物語】ファンケル化粧品「ファンケル メン」(2-1) (2/3ページ)

2016.3.14 05:00

「ファンケルメン」の洗顔料のクリーミーな泡立ちについて語る開発メンバー=横浜市戸塚区

「ファンケルメン」の洗顔料のクリーミーな泡立ちについて語る開発メンバー=横浜市戸塚区【拡大】

  • 無添加男性化粧品「ファンケルメン」のフェイスウォッシュ(左)と、「オールインワンスキンコンディショナー」

 街頭で2枚の写真を見せて意見を聞いたところ、若々しく健康そうに見える未来の佐々木さんの顔に驚きや羨望の声が上がった。佐々木さんは「面倒を感じずにスキンケアが続けられ、効果をすぐに実感できる商品ならヒットするはずだ」と確信した。

 化粧品の素材選びでは、肌を“洗う”と“育む”ため、どうしたらよいかという難問が立ちはだかった。

                   ◇

 フェイスウォッシュ(洗顔料)の開発では、男性がひげそりのときにも使えるよう、きめ細かい泡が求められた。洗浄剤開発グループの三譯(みわけ)秀樹さんは、容器の噴出口を3枚のメッシュ構造にして、瞬時にクリーミーな泡を出すことを実現。かさつかない肌にするため、肌荒れや毛穴が目立つ原因となる脂質をケアする成分「ムクロジエキス」を配合した。

 また、化粧水、乳液、美容液の3機能を1つにした「オールインワン スキンコンディショナー」の開発では、「しっとり感がありつつも、べたつかない」(佐々木さん)という相反するテーマの両立が課題だった。「男性の肌は、頬や顎はかさかさなのに、おでこは脂ぎってべたべたしている。女性と比べて部位による差が大きい」(スキンケア開発グループの井岡達也さん)。こうした肌の改善に1本のコンディショナーで対応するため、さまざまな成分が必要だった。

 潤いを与える成分として、日本酒エキスや、マリンセラミドなどを採用。エイジングケアとして新陳代謝を高め、タンパク質を生み出す成分として、肌にも存在するアミノ酸の一種、クレアチンを取り入れた。有効性評価グループの渡部敬二郎さんは「肌のストレスとなる防腐剤や香料などの成分を使用しないという、当社の厳しい基準の中、効果的に潤いやかさつかない肌を実現するための成分を配合することが難しかった」と振り返る。

                   ◇

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。