【高論卓説】タカタ問題解決へ議論急げ 業界挙げ“日本車ブランド”維持を (2/3ページ)

2016.3.15 06:15

 調査結果に基づけば、乾燥剤の入っていない硝酸アンモニウムインフレーターのリスクが認識され、対策が打ち出される可能性が高そうだ。米運輸省道路交通安全局(NHTSA)と国土交通省の判断が注目される。

 硝酸アンモニウムを用いるエアバッグの総セット数はざっと2億台あると推計され、その内、乾燥剤なしが1億1500万個、乾燥剤付きが8500万個とわれわれは分析している。乾燥剤なしのうち、既に約6300万個がリコール済みと推定される。

 原因が不明だったため、これまで“予防的”に実施してきたリコールに自動車会社が立て替えてきた費用は6000億円にも及ぶとみられる。残りの乾燥剤なしが安全を目的に交換されると仮定すれば、費用の総額は1兆円に達する計算だ。

この試算が正しいのなら、これはタカタ1社で到底解決できる問題の規模ではない

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