三菱重工の巨大洋上風車、欧州で順風 シェア首位のシーメンス追走 (2/6ページ)

2016.3.24 07:10

MHIヴェスタスの洋上風力発電は、デンマークのエスビアウ港から運搬している

MHIヴェスタスの洋上風力発電は、デンマークのエスビアウ港から運搬している【拡大】

  • 洋上風力発電の据え付けを行うMHIヴェスタスの作業員

 ブレードの長さは出力3000キロワット級で55メートル、タワーは約70メートルにも及ぶ。40階程度のビルの高さに相当する巨大風車(出力8000キロワット級)の場合、1日当たり6000~8000世帯の電力をカバーできるという。三菱重工エネルギー・環境ドメイン風車戦略グループの朝比奈忠主席部員は「洋上で組み立てれば、横浜市のみなとみらいにある観覧車ぐらいのサイズになる」と話す。

 三菱重工の風力発電事業は陸上がメーンだったが、採算が取れず、苦しい立場に追い込まれていた。しかし3年前、財務が悪化していたヴェスタスとの合弁話が持ち込まれ、市場拡大が期待される洋上風車に活路を求めた。

 「陸上」不振から活路

 名山理介常務執行役員エネルギー・環境ドメイン長は「洋上風車はシーメンスの独占状態で、当社によるヴェスタスへの出資を歓迎する国や企業は多い」と話す。1社への発注はリスクが高く、合弁会社を設立して以降、受注は好調だ。

三菱重工がヴェスタスとの合弁事業を選択したもう一つの理由は…

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