九州新幹線長崎ルートをめぐる動き【拡大】
地元真っ二つ
長崎ルートは、在来線と新幹線という幅の違うレールをどちらも走れるフリーゲージトレイン(軌間可変電車、FGT)を用いて、平成34年度までに開業する計画だった。
ところが26年、試験走行中のFGTに重大な異常が見つかり、開発が暗礁に乗り上げた。
地元の意見は2つに分かれた。
長崎県は34年度という開業時期にこだわった。県内での工事が進み、発着点である長崎駅前の再開発事業もスケジュールに沿って進んでいるからだ。長崎県は、リレー方式でもよいから開業時期を厳守するよう求めた。国交省や与党でも同様の意見が出た。
だが、佐賀県はリレー方式に難色を示した。知事の山口氏は「平成34年にどうしてもとは申し上げないが、FGTは侃々諤々の議論を経た重い結論であることを認識すべきだ」とFGTにこだわった。