中堅・中小の機械・金属メーカーなどが加盟するものづくり産業労働組合(JAM)は31日、傘下の1579の労組による3月30日時点の賃上げ交渉状況をまとめた。それによると、回答があった623組合のうち294組合がベースアップ(ベア)を実施。平均額は1427円で前年同期を506円下回ったが、昨年、一昨年に次ぐ3番目に高い水準だった。
ベアを実施した企業のうち、従業員300人未満の平均額が1522円で、全体の平均額を上回った。定期昇給を含む全体の賃上げ妥結額の平均は5550円で前年同期を582円下回った。
JAMは今春闘で、大手企業との賃金格差是正を目標に掲げ、組合員平均賃金の2%(月6000円)のベアを要求していた。JAMの宮本礼一会長は「中小企業で人手不足感が強まるなか、労使双方で取引慣行の是正に向けた取り組みをアピールするなど、賃上げの機運を作れた」と成果を強調した。