「報ステ」古舘キャスター、最後の出演で熱弁 「情熱持って番組作れば、多少は偏る」 (5/5ページ)

2016.4.1 07:23

テレビ朝日系報道番組「報道ステーション」でキャスターを務めた古舘伊知郎氏(右)ら(テレビ朝日提供)

テレビ朝日系報道番組「報道ステーション」でキャスターを務めた古舘伊知郎氏(右)ら(テレビ朝日提供)【拡大】

  • 古舘伊知郎キャスター=六本木・テレビ朝日(撮影日:2015年12月24日)

 ニュースキャスターは孤独

 「さあ、この後は通信と放送の融合の“二人羽織”、どうなっていくのでしょうか。厳しい中で、富川悠太アナウンサーが4月11日から引き継ぎます。大変だと思います。しかし、彼には“乱世の雄”になっていただきたい。彼はこれまで12年、凄惨(せいさん)な殺人の現場に行き、オロオロしながらも冷静にリポートを入れてくれた。その足で今度は自然災害の現場にいき、住んでいる方に寄り添いながら、一生懸命やさしいリポートを入れてくれました」

 「私はこの12年で彼をすごいな、と思ったのが、1回たりとも、仕事上の愚痴をきいたことがありません。驚きます。酒を飲んでいてもです。そういう人です。精神年齢は私よりずっと高いと思っています。どうか皆さん、3カ月や半年あたりで、良いか悪いかで判断するのではなく、長い目で彼を中心とした新しい『報道ステーション』を見守っていただきたいと思います」

 「わがまま言って辞める私に強い力はないかもしれませんが、ぜひお願いをしたいと思います。そして、富川君とは仲が良いと思っているので、本当につらくなったら私に電話してきてください。相談に乗ります。ニュースキャスターというのは、本当に孤独ですからね」

 「私は今、こんな思いでいます。『人の情けにつかまりながら 折れた情けの枝で死ぬ』。『浪花節だよ人生は』の一節です。死んでまた再生します! みなさん、本当にありがとうございました!」

■報道スタンスに疑義 古舘氏らキャスター降板 「偏ってるんです、私」

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