【熊本震度7】日本生命支社社員4人軽傷 ホンダは明朝の生産を停止

2016.4.15 00:18

 震度7の地震が発生した熊本県は自動車メーカーのホンダなど多くの企業が製造拠点を構えている。地震発生直後から担当者らが従業員の安否、工場・事業所の被災状況などの確認に追われた。

 ホンダは二輪車を生産する熊本製作所(熊本県大津町)で、午後11時20分から始まる深夜勤務の社員に出社停止を通達した。15日も午前6時半からの朝勤務は生産を停止し、被害の有無を確認する予定。ホンダ広報部は「安否の確認中だが現在、被害は確認されていない」と話した。

 一方、日本生命保険によると、熊本支社(熊本市中央区)の従業員のうち軽傷者が4人いたという。支社の建物ではエレベーターが停止したほか、壁にヒビが入った。電話、メールなどがつながりにくい状態だが、「システムの回線などは問題ない」(広報部)と話している。

 画像処理を行うスマートフォン向けの半導体「画像センサー」を生産するソニーの熊本工場(菊陽町)は、地震発生時に稼働中だったため、従業員らが屋外に避難した。従業員らは全員無事だったという。火災やガス漏れなどはなかったが、設備の被害状況を確認中という。

 パナソニックは熊本県和水町の工場で電子部品を生産しており、「被害の状況や従業員の安否などを確認している状況」(広報担当者)という。

 熊本県長洲町に環境装置やプラントなどの主力工場を持つ日立造船の広報担当者は「現地は震度5と聞いているが、被害状況や従業員の安否は確認中」と情報収集に追われた。

 このほか、福岡県に生産拠点のあるトヨタ自動車や、大分工場(大分県中津市)のあるダイハツ工業も被害の有無を調べている。

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