【トップは語る】東急電鉄・野本社長「創造的で働きたくなるような街に」 (1/2ページ)

2016.4.15 06:30

 □東急電鉄社長・野本弘文さん(68)

 --東京都世田谷区での市街地再開発事業「二子玉川ライズ」が、世界的な環境性能評価LEEDのまちづくり部門で最高位のゴールド認証を世界で初めて取得した

 「人口が減少局面に入っても街が継続的に発展していけるように住宅や商業施設を整備するだけでなく、クリエーティブで働きたくなるような街にする。ライズをデジタルコンテンツの殿堂にしたい」

 --なぜ、デジタルコンテンツなのか

 「米シリコンバレーではベンチャー企業などの研究開発施設が森の中にあり、クリエーティブな人たちは豊かな自然の中で働いている。二子玉川の豊かな自然と二重写しになった。また、二子玉川の近隣にはナムコ、セガなどデジタル系クリエーティブ企業が多い」

 --具体的な取り組みは

 「楽天、パナソニック、三菱電機など企業約70社、IT系の有識者などからなるコンソーシアムを2010年8月に立ち上げた。ライズのオフィスビルのフロアで企業、大学、行政関係者や住民らが自由にアイデアを出し合い、斬新なプロジェクトを生み出すべく交流を深めている」

「社長として完成に立ち会えたことは幸運なこと」

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