日本ロジテック破産、新電力では過去最大規模 負債総額は今年最大

2016.4.15 20:17

 新電力(新規参入事業者)大手の日本ロジテック協同組合(東京都中央区)が15日、東京地裁に自己破産を申請し、同日手続き開始決定を受けた。帝国データバンクによると、負債総額は約163億円と今年最大で、新電力の倒産としては過去最大規模。電気の供給は大手電力が肩代わりするため、契約者が停電することはない。

 日本ロジテックは平成19年の設立。22年に電力を一括購入し仕入れ価格を下げた上で、組合員に安価な電力を販売する「電力共同購買事業」を開始し、27年3月期の売上高は約555億円だった。しかし収益性が低く、資金繰りが急速に悪化していた。

 4月の電力小売り全面自由化で価格競争が激しくなれば、経営基盤の脆弱な新電力の淘汰が加速する懸念もある。

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