三菱電機も、熊本県にある半導体工場(合志市)と液晶工場(菊池市)の稼働を停止。15日夕にはいったん、復旧に向け現場で確認作業を始めたが、再び地震が起きて避難した。「生産再開のメドは立っていない」(同社)という。
半導体大手のルネサスエレクトロニクスは川尻工場(熊本市)の稼働を14日から停止。16日の地震で「被害の拡大が確認された」(同社)としており、再稼働のメドは立っていない。
この工場では、自動車のエンジンなどを制御する半導体を生産しているが、東日本大震災の被災時には同種の製品をつくっていた茨城県の工場が被災し、自動車生産に大きな影響を与えた。その教訓から同社は、工場の耐震化と在庫の積み増しを行ってきた。
また、一部で生産が止まっても、他の生産拠点で早期に代替生産することが可能なようにネットワーク化を進めた。このため、工場の稼働停止が長引いても、比較的安定した供給ができる見通し。ただ、関連する他社の工場も被災しているとみられ、サプライチェーン全体が早期に復旧するかは不透明。自動車生産に一定の影響を与える可能性は否定できない。