熊本県を中心に規模の大きな地震が相次ぎ、民間企業による支援の動きも拡大した。電気やガスなどのライフライン復旧へ人員を派遣。ただ、高速道路の通行止めで物流には遅れが出ており、支援への影響が懸念されている。
熊本県内で大規模なガスの供給停止が起きており、東京ガス、大阪ガス、東邦ガスを中心に1800人以上の復旧応援隊を派遣する。日本ガス協会内には災害対策本部も設置し、情報収集に当たった。
大手電力各社も停電の復旧に向け、高圧発電機車や高所作業車を向かわせた。
佐川急便は、被害の大きかった熊本県内の市町村を中心に、集配の見合わせが続いた。宮崎や大分、鹿児島向けも1日から半日の遅れが出ているという。ヤマト運輸は中止していた宮崎への荷受けを、一部地域で再開した。