セブン&アイ取締役会、井阪新体制を決議 「カリスマ退場」の混乱でしこりも (2/3ページ)

2016.4.19 21:35

セブン&アイ・ホールディングス社長に昇格するセブン-イレブン・ジャパンの井阪隆一社長

セブン&アイ・ホールディングス社長に昇格するセブン-イレブン・ジャパンの井阪隆一社長【拡大】

     ◇

 セブン&アイ・ホールディングスの新経営体制をめぐる混乱は、ひとまず収束した。コンビニエンスストア事業で営業利益を5期連続で最高に導いた井阪氏の手腕は社内外の評価が高い。今後は井阪氏が「脱・鈴木」路線を軌道に乗せられるかが焦点となる。

 「次は本当にノーサイドにしないといけない」「混乱が続けば会社の評価が下がってしまう」-。井阪氏の交代を求める人事案に端を発した一連の混乱が鈴木氏の辞任に発展する中、多くの取締役は危機感を強めた。19日の取締役会で新経営体制が全会一致で決議されたのは、そうした危機感が共有されたからだ。まずは井阪氏を中心に一致団結することを優先した形だ。ただ、20年以上グループトップに君臨した鈴木氏の処遇については「5月の株主総会までに決める」とし、結論に至らなかった。

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。