セブン&アイ、集団指導体制に移行 すったもんだの末、鈴木派、反鈴木派のバランスで事態収拾 (1/3ページ)

2016.4.15 20:58

セブン-イレブン・ジャパンの井阪隆一社長(寺河内美奈撮影)

セブン-イレブン・ジャパンの井阪隆一社長(寺河内美奈撮影)【拡大】

 セブン&アイ・ホールディングスは15日、取締役会の諮問機関にあたる指名・報酬委員会を開き、次期社長に、同社取締役でコンビニエンスストア事業を担う中核子会社のセブン-イレブン・ジャパンの井阪隆一社長兼最高執行責任者=COO=(58)を昇格させる人事を内定した。

 経営の混乱の責任をとって、7日に辞任表明した鈴木敏文会長兼最高経営責任者=CEO=(83)に続き、村田紀敏社長兼COO(72)も取締役から退く。ただ、これまでの功績に配慮する形で、鈴木氏を名誉顧問、村田氏は顧問などで処遇することも了承した。

 会長やCEOは当面置かず、鈴木氏の懐刀といわれた後藤克弘取締役常務執行役員(62)が副社長に昇格し、井阪氏をサポートする。他の取締役は留任する。

 井阪氏の後任のセブン-イレブン社長には古屋一樹副社長(66)が昇格する。また、セブン-イレブンやイトーヨーカ堂などグループの事業会社で鈴木氏が兼務していたポストについても当面は空席とすることも決まった。

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