経理作業代行サービス、メリービズの工藤博樹社長【拡大】
--領収書データを写真撮影して入力するモバイルアプリなどがすでに出てきていたなか、創業当初、テクノロジーを重視しなかったのはなぜですか
「要望はありましたが、時間をかけて顧客の需要を正確に理解したいと思ったんです。きちんとやりたかったということです。日本企業はとても保守的だという現状があります。企業、特に大企業は今あるシステムで物事がまわるなら、それを変えたいとは思わない。だから、私たちは彼らがこれまで採用してきたプロセスを変えなくても使える、そのプロセスにぴったりはまるサービスを提案しました」
--破壊的なイノベーションよりも小さなイノベーションの積み重ねの方が良い戦略だということでしょうか
「もちろん、いずれはビジネスの手法を大きく変える破壊的なイノベーションを紹介したいと考えています。私たちは今、AI(人工知能)とマシンラーニングの技術を高めようとしています。これによって、まずは経費の分類が素早く効率的にできないかと考えています」
--メリービズでは日本人と外国人が一緒に働いていますよね
「はい。今は日本に特化したサービスですが、海外進出を計画していますし、そうであれば初期段階から多様性のあるチームであることは意義があります。営業担当は全員日本人ですが、エンジニアになると話は別です。ソースコードは万国共通の言語ですから、プログラマーはどこの国の出身であっても案外すぐに働き始められます」