三菱商事は20日、子会社を通じて米国の発電事業者、テナスカとペンシルベニア州に近隣のシェールガスを使ったガス焚(た)き高効率火力発電所の建設・運営事業に参画することで合意したと発表した。
火力発電所の出力は92万キロワットで総事業費は1000億円超になる見通し。発電した電力はPJMと呼ばれる北米最大の電力卸売市場に売電する。事業会社は折半出資となる。建設する天然ガス焚きコンバインドサイクルのガスタービンは、三菱日立パワーシステムズ製の高効率タービンを採用する。三菱商事は米国を電力事業の重要市場に位置づけており、子会社を通じ9件の天然ガス火力発電所と2件の風力発電所を保有する。
米国の中でも北東部は環境規制強化などで老朽化する石炭火力発電所を閉鎖し、ガス火力に転換する動きが加速しており、さらなる商機も探りたい考え。燃料のガスは近隣のシェールガス田から調達する。