三菱ケミカルホールディングス傘下の三菱化学は21日、物質・材料研究機構と保有する赤色蛍光体の特許について、中国特許復審委員会が有効性を認めたと発表した。同社は昨年1月、中国の深セン市中級人民法院に、煙台希爾徳新材料有限公司と米インテマティックスが中国での生産や販売を止めるよう求める訴えを起こしたが、特許が認められたことで勝訴の可能性が高まった。
赤色蛍光体は、白色発光ダイオード(LED)の主要部材として使用。三菱化学は窒化物系の赤色蛍光体やそれを使ったLED、照明などを広くカバーする特許を保有。中国のほか、日本、米国、韓国、台湾でも登録されているという。同社は韓国でもインテマティックスと販売代理店を相手に同様の訴えを起こし、昨年勝訴した。今回の認定について三菱化学は「今後も特許を侵害するようなことがあれば、看過することなく適正な対応を取る」としている。