東レはアパレル各社と共同で、クールビズ専用ブランド「クールアベニュー」を展開。5年目の今年は6ブランドに生地を提供している。このうち三陽商会の紳士服ブランド「ザ・スコッチハウス」から発売した「クールトラベラーズジャケット」(税別3万9000円)は、細かい穴の空いた通気性の良いポリエステル生地に、おしゃれなデニムのプリントを施した。今年はクールアベニュー全体で、昨年より2割多い30億円を売り上げたい考えだ。
三陽商会によると、東日本大震災後に節電の動きが広まった際には軽装が重視され、半袖シャツなどが人気となったが、最近は「カジュアルすぎるのをだらしないと考える傾向が強まっている」という。消費不振で衣料品販売は低迷しているが、ジャケットやスーツは単価が高く、利幅も大きいだけに、各社とも「新たな需要を掘り起こしたい」(三越伊勢丹)と意気込んでいる。