農業総合研究所の及川智正CEO(最高経営責任者)【拡大】
及川CEOが農家の直売所事業で目指す農業の姿は「農家をメーカーにする」ことだ。農家が価格決定権や販売先を決められるようにさまざまな情報を提供し、「農家の経営力」を高める狙いがある。
それには、農家の直売所のネットワークの拡大が喫緊の課題で、200万人都市に拠点を持つ食品スーパーをターゲットに販売拠点網を増やす方針だ。さらに、全国20都道府県で展開している直営と提携の集荷場についても、「来夏に北海道に拠点を築くほか、ネットワークを広げたい」と話す。
環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)に伴い、農業のグローバル化が求められており、及川CEOは「日本の新しい農業を創造するために、国内の足場を固め、海外事業も本格的に展開したい」と意欲を示す。(小島清利)
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【会社概要】農業総合研究所
▽本社=和歌山市黒田17-4
▽設立=2007年10月
▽資本金=4200万円
▽従業員数=90人(パート含む)
▽事業内容=スーパー内などに設置する農家の直売所運営、農業コンサルティング、貸し菜園プログラミング教育サービスの提供