中堅・中小の機械・金属メーカーの労働組合が多く加盟するものづくり産業労働組合(JAM)は26日、傘下の1579組合による2016年春闘における賃上げ交渉状況をまとめた。18日現在で、回答のあった857組合のうち、前年同期より120組合少ない382組合が、賃金を一律に引き上げるベースアップ(ベア、賃金改善)を実施した。賃上げを見送ったところも多く、中堅・中小企業のなかでも格差が広がりつつある。
ベアの平均回答額は前年を491円下回る1363円。特に300人未満では1402円と全体平均を上回った。定期昇給を含む賃上げ妥結額の平均は5157円となり、同一組合との比較で前年同期を498円下回った。賃上げ交渉の妥結率は45.2%で、前年同期を2.3ポイント下回った。同日、会見したJAMの宮本礼一会長は「人材確保のために大手との賃金格差を是正すべきとの認識も広がり、賃金改善を後押ししている」と総括した。