ソニー3年ぶりの最終黒字達成 三菱電機は中国需要低迷、パナは電子部品が苦戦 (1/4ページ)

2016.4.29 07:00

2016年3月期決算の概要を説明するソニーの吉田憲一郎副社長(中央)=28日、東京都港区

2016年3月期決算の概要を説明するソニーの吉田憲一郎副社長(中央)=28日、東京都港区【拡大】

 ソニー、パナソニック、三菱電機など電機大手5社は28日、2016年3月期連結決算を発表した。中国景気の減速や下期からの円高基調の影響で、4社が減収、3社が営業損益ベースで減益となった。ソニーは構造改革の成果などにより、3年ぶりの最終黒字を達成。前期が不振だったこともあり、大幅な増益となったが、熊本地震による生産拠点の停止の影響で17年3月期の業績予想については、5月24日まで公表を見合わせる。

 三菱電機は中国での需要低迷を受け、スマートフォン業界向けファクトリーオートメーション(FA)機器などが減速。営業、最終利益ともに減益となった。FA機器について、松山彰宏専務執行役は「16年度下期に持ち直す」との見通しを示した。

 パナソニックも電子部品が苦戦。津賀一宏社長は「引き続き厳しい状況が続く」とみるが、スマホにつながる家電を投入するほか、ODM(企画・設計を含めた委託生産)などで工夫し、きめ細かに白物家電を強化する方針だ。

円高基調は今後も続くとみられる。三菱電機は…

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