三菱自、見逃し続けた不正の歴史 経営陣ら組織的関与の有無が焦点に (2/3ページ)

2016.4.30 08:02

三菱自動車本社のショールーム=4月22日、東京都港区(早坂洋祐撮影)
三菱自動車本社のショールーム=4月22日、東京都港区(早坂洋祐撮影)【拡大】

  • 記者会見を終えて引き揚げる、三菱自動車の相川哲郎社長(右)。不正問題への経営陣の関与が焦点になる=27日午後、東京都港区

 ブランドの失墜で業績が悪化する中、02年に当時の筆頭株主の独ダイムラー・クライスラーからロルフ・エクロート氏が社長に就任した。三菱グループ外から初の社長だったが、経営を立て直せず、ダイムラーが04年に資本提携を解消したことで退任している。その後、再びリコール隠しが明らかになり経営危機に陥った。

 これに対し、三菱重工、三菱商事、三菱東京UFJ銀行の「御三家」を中心とする三菱グループが、三菱自の優先株を引き受けるなど支援。再生への陣頭指揮を執る社長に05年に就任したのが、三菱商事出身の益子氏だ。

 益子氏は経費削減や海外事業の強化で業績を回復し、14年には優先株の大半を消却した。一方で、リコール隠しをめぐり、元役員に損害賠償を求めるなど不正を断ち切る姿勢を見せていた。14年のインタビューでは、「経営者の対応が一番の問題だった」と語っている。

しかし、リコール隠しの裏で、今回の国内法令と…

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