サイバーエージェントレディスに出場したイ・ボミ=4月30日、静岡県三島市【拡大】
□フリーランスプランナー・今昌司
昨年のことになってしまうが、「2015年問題」をご存じだったろうか。日本のゴルフ人口の中心層と言われる50代、60代のうち、団塊世代がいよいよ65歳を迎え、企業人としてのリタイヤが加速する、ということらしい。バブル終末期の1990年代初頭期のゴルフ人口は1200万人と言われていた。それが、今では約720万人。減少傾向はまだまだ続いているという。ゴルフ場市場は2兆円近くあった規模から9000億円にまで減少し、ゴルフ用品市場もピーク時から半減の3400億円となっている。バブル崩壊から約四半世紀で、日本のゴルフ市場は半減しているのである。
◆2.5倍超の潜在需要
昨年春、日本プロゴルフ協会、日本ゴルフ場経営者協会などの業界団体は、ゴルフ業界再生への道筋として、ゴルフ練習場市場を含めた現在のゴルフ市場規模と推定される1兆4000億円を、10年で2兆円にする提言を発表している。スポーツというよりは社交の場、時にはビジネスツールとして拡大してきた日本のゴルフ市場は、果たしてかつての市場規模の復活を成し遂げられるのか。
先のゴルフ業界団体は、ゴルフ経験のない人たちを対象として1万人アンケートを実施している。その結果、余暇に年間10万円支出可能な人の中で「ゴルフに興味がある」と答えた割合を基に、プレー可能な人数から導き出した潜在需要が2000万人、とある。つまり、現在のゴルフ人口の2.5倍以上もの潜在需要が埋もれている、というのである。業界団体が示している道筋では、今年までに既存のやり方を見直し、2018年までに潜在需要層を開拓し、その後に新規事業を立ち上げて、加速度的にプレー人口を増加させていく、としている。