【スポーツi.】ゴルフ市場復活 鍵は「みる」魅力 (2/3ページ)

2016.5.4 05:00

サイバーエージェントレディスに出場したイ・ボミ=4月30日、静岡県三島市

サイバーエージェントレディスに出場したイ・ボミ=4月30日、静岡県三島市【拡大】

 確かに、少子高齢化が進む中で、シニア層に対するアプローチはさまざまな業界で盛んに行われている。スポーツ界では、医療費削減の特効薬として生涯スポーツを促進し、シニア層のスポーツ参加率を引き上げていこう、との施策も唱えられている。しかし、ジョギングやウオーキングのように、用具ひとつとってもゴルフは手軽なスポーツとはいかない。一つの光明としては、「みる」スポーツとして、リオ五輪から正式種目となり、20年東京五輪でも行われることから、普段は親しむ機会がない人たちにも、ゴルフというスポーツの魅力が幅広く伝わる機会となることが期待される。そこから、若い世代を含めてプレー人口が増加する可能性は少なからずあるかもしれない。

 ◆努力奏功のLPGA

 昨年の女子プロゴルフツアーでは、ギャラリー数を前年より3万人以上伸ばしている。今季は1試合増加の38試合となり、賞金総額も史上最高額の35億円超となる。これは男子ツアーを上回る規模である。昨季は、賞金獲得額の上位5位までが外国人勢に独占されてはいるが、ファン重視の戦略が功を奏し、女子選手ならではの魅力がスポンサーにも好感を得ていることで、興行成績は停滞気味の男子ツアーとは裏腹に、右肩上がりを続けている。年間の平均テレビ視聴率も、男子ツアーを1%近くも上回っている。こうした「みる」スポーツとしての成長性は、やがてプレー人口の増加策の糧となっていくであろう。

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