東ガス、不動産事業に本格参入 中小規模 多角化推進で収益基盤拡充 (2/2ページ)

2016.5.10 07:09

 マンション建設などを検討しており、東ガスは「幅広く開発可能性を探る」(小野勝美・開発推進プロジェクトグループマネジャー)としている。夏までに数値目標を盛り込んだ事業計画書をまとめ、社内の機関決定を得て専門部署を設置する方向だ。

 東ガスが首都圏で約1100万件の顧客を持つ都市ガス小売り事業は、来年4月に全面自由化される。同事業には火力発電の燃料として天然ガスを大量調達する東京電力ホールディングス(HD)などが参入を表明。東ガスは4月の電力小売りの全面自由化で始めた家庭用電力販売で、東電HDから一定数の顧客を奪い存在感を高めているが、1年後には攻め込まれる立場に変わる。収益基盤を広げるため、東ガスは売り上げ全体の数%にとどまる不動産事業の育成を急ぐ。

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