
共同記者会見する日産自動車のカルロス・ゴーン社長(左)と、三菱自動車の益子修会長=12日午後、横浜市【拡大】
ゴーン社長は三菱自を「ファミリーの新たな一員」と呼び、「提携には長きにわたる実績がある」と強調した。今回の提携の成否が、燃費データ不正問題に揺れる三菱自の再建を左右することになる。
■日産自動車と三菱自動車の提携をめぐる経緯
1999年
≪日産≫
経営危機に陥り、仏ルノーと資本提携
2000年
≪日産≫
ルノー出身のカルロス・ゴーン氏が社長就任
≪三菱自≫
部品の欠陥隠し問題が発覚。独ダイムラー・クライスラーが出資
2002年
≪日産≫
ルノー株を取得。ルノーは出資比率を44.3%に引き上げ
≪三菱自≫
ダイムラー・クライスラー出身のロルフ・エクロート氏が社長に就任
2004年
≪三菱自≫
欠陥を認めてリコール
ダイムラー・クライスラーが支援を打ち切り、三菱グループが支援
2005年
≪三菱自≫
三菱商事出身の益子修氏が社長就任(現会長)
2010年
≪日産≫
独ダイムラーと資本業務提携
2011年
≪日産・三菱自≫
軽自動車を企画・生産する合弁会社を設立
2015年
≪日産≫
ルノー筆頭株主の仏政府と、日産・ルノー連合が日産の自主性維持で合意
2016年
≪三菱自≫
燃費データ不正問題が発覚
≪日産・三菱自≫
資本業務提携を発表