富士通、体操競技の採点を3Dで 選手の動き把握、東京五輪での導入目指す (1/2ページ)

2016.5.18 06:14

富士通が「富士通フォーラム2016」の内覧会で公開した3Dレーザーセンサー技術。体操選手の体の動きを立体的にとらえ、競技の判定をサポートする=17日、東京都千代田区

富士通が「富士通フォーラム2016」の内覧会で公開した3Dレーザーセンサー技術。体操選手の体の動きを立体的にとらえ、競技の判定をサポートする=17日、東京都千代田区【拡大】

 富士通、富士通研究所と日本体操協会は17日、体操競技の選手の動きを3Dレーザーセンサーで立体的にとらえ、審判員の採点を支援する技術の共同研究を行うと発表した。2020年東京五輪での導入を目指す。富士通が19、20日に東京国際フォーラム(東京都千代田区)で開く技術展「富士通フォーラム2016」で技術を披露する。

 センサーから出射されたレーザーで選手との距離を測り、3Dデータを収集。肘や膝の曲がり具合などをモニター画面で把握、技の完成度の判定に役立てる。審判員の負担を軽減しスムーズに大会を運営できるだけでなく、収集したデータを技術指導や練習に活用することもできる。

 あん馬を皮切りに、鉄棒や床など各種目に順次適用。将来的にはフィギュアスケート、フェンシング、馬術といった他の採点競技への導入も目指す。

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