中外製薬と大阪大学は19日、新薬開発などに関して包括連携契約を結んだと発表した。中外が、免疫学研究を行う阪大の免疫学フロンティア研究センター(IFReC)に来年から10年で100億円を提供し、研究活動を支援。共同研究も進め、同分野の新薬開発を加速させる。
包括連携に伴い、阪大は中外に対して研究テーマに関する成果報告を年に2回行う。一方、中外は報告されたテーマから、共同研究を行いたいテーマを優先的に選べる。今後は5~10件の共同研究を常時行う考え。
製薬会社では、武田薬品工業も京大iPS細胞研究所(CiRA)と人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った創薬研究に昨年から乗り出し、武田は10年で200億円を提供する計画。資金提供を行う背景には、産学連携を進めることで巨額の費用がかかる新薬開発の効率化を図る狙いがある。