全国郵便局長会(全特)は22日、福岡市で通常総会を開き、副会長の青木進・越後上田郵便局長(64)を新会長に選出した。青木氏は総会後の記者会見で「日本郵便と二人三脚でしっかりやっていく」と抱負を述べた。
今夏の参院選の組織内候補として相談役の徳茂雅之氏を自民党から擁立することに関しては「ベストを尽くして応援したい」と語った。自民党の現職、柘植芳文参院議員に加え、組織内から2人目の国会議員の当選を目指す。
総会には関係者約1万人が参加。顧問に就いた大沢誠会長は、郵便や金融窓口業務の全国一律サービスの費用負担など「経営努力では解決できない政治課題が山積みしている」と述べ、徳茂氏への支援を求めた。
高市早苗総務相や自民党の谷垣禎一幹事長、日本郵政の長門正貢社長らが来賓として出席。高市氏と谷垣氏は、全特が求めていたゆうちょ銀行の預入限度額と、かんぽ生命保険の加入限度額の引き上げを、政府が4月に実施したことを強調した。