関西電力が、7月に参入する方針の首都圏での家庭向け電力販売で、パナソニックと提携することが25日、分かった。「街の電器屋さん」とも呼ばれるパナソニックの系列販売店で、関電のサービス紹介や契約申し込み受け付けなどの窓口になってもらう。関電は家電量販店の上新電機などとも提携する。提携先は順次増やしていく方針だ。
家電大手でも特に歴史が深いパナソニックの販売店は地域との関わりが強く、約1万5千店の店舗網は国内最大規模。このうち約3千~4千店が首都圏で、関電は有力な営業拠点になるとみている。
パナソニックは首都圏で東京電力ホールディングス(HD)と同様の提携をしているが、顧客に関電のサービスも併せて紹介することで提案力を高める。
関電は首都圏に約20店舗を展開する上新電機とも提携。店頭での契約申し込み受け付けのほか、両社のポイントを交換できるようにする。
関電首脳は「(首都圏での電力販売は)10年、20年でやっていくことを考え、提携先は徐々に拡大していく」としている。
関電は3年で顧客獲得10万件の目標を掲げる。関西では原発再稼働のめどが立たず電気料金が高止まりし、顧客流出が続いており、国内最大市場の首都圏で巻き返しを狙う。