セブン&アイ・ホールディングス株主総会に出席するため、会場の本社に入る株主ら=26日午前、東京都千代田区(早坂洋祐撮影)【拡大】
セブン&アイ・ホールディングスの定時株主総会が午前10時、東京都千代田区の本社で始まった。株主から人事をめぐる混乱についての質問に対し、議長を務める村田紀敏社長は「(新体制で)一丸となって経営する考えでノーサイドだ」と述べるにとどめた。
中核子会社のセブンーイレブン・ジャパンの井阪隆一社長の交代の提案が端緒となったセブン&アイHDの経営体制をめぐる混乱だが、この混乱の責任をとって、長年グループトップに君臨した鈴木敏文会長兼CEO(最高経営責任者)と、鈴木氏を支え続けた村田社長が経営トップから退く。
カリスマ経営者と呼ばれ、長年経営を牽引してきた会長兼最高経営責任者(CEO)の鈴木敏文氏(83)が退き、新たなトップとなる社長には井阪隆一氏(58)が就任する予定。経営トップ交代は24年ぶりとなる。新経営陣は同日午後、都内で会見し、今後の経営方針について説明する。