民泊サービス、日本定着目指す CCCと米Airbnbが事業提携

2016.5.28 05:00

事業提携を発表したCCCの増田社長とエアビーアンドビーのゲビアCPO=27日、東京都渋谷区

事業提携を発表したCCCの増田社長とエアビーアンドビーのゲビアCPO=27日、東京都渋谷区【拡大】

 カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)と民泊仲介サイト世界最大手の米Airbnb(エアビーアンドビー)は27日、事業提携したと発表した。訪日観光客の増加で宿泊ニーズが高まる中、エアビーアンドビーは「ツタヤ」や「Tポイント」を展開するCCCのノウハウで日本市場を開拓し、一般住宅に有償で客を泊める民泊サービスの定着を目指す。

 エアビーへの登録物件は世界で200万件を超え、日本国内では3万5000件、2015年の利用者13万人。都内で記者会見したCCCの増田宗昭社長は「日本での認知度はまだ低いが、よくできたサービスだ。深掘りしたプロモーションで全面支援したい」と述べた。

 手始めに東京・渋谷のCCC店舗にエアビーの特設コーナーを開き、今後は民泊のPRサイトや体験イベントなどを行う方針。部屋の貸主(ホスト)として登録した人にTポイントも付与していくという。

 エアビー共同創設者のジョー・ゲビアCPO(最高商品責任者)は、提携について「長期的には新しいサービスをCCCと共同で作り、日本の地域活性化に貢献したい」とした。

 民泊サービスは、一般家主の収益機会や関連ビジネスを広げる一方で、旅館・ホテル業界との軋轢(あつれき)や近隣住民とのトラブルを招いている。大半は旅館業法違反の無許可営業だ。

 こうした現状について、増田社長は「CCCの祖業である貸しレコード業も(1983年の創業)当初は『違法』といわれたが、その後にレンタル関連の法整備が進んだ」と指摘。政府が民泊の新法制定を検討していることに触れ、「法律によって問題がクリアになることを期待している」と話した。

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