それでもレパードは高級感を出そうと、快適で豪華な装備を満載した。カタログには「世界初」「日本初」の文字が躍る。とくにフェンダーミラーに付着した雨滴を小型ワイパーで拭うという、「フェンダーミラーワイパー」は話題となった。これが本当に便利かどうかは不明だが、「世界初」欲しさの装備であったことは間違いない。
レパードは一定の地位を得たものの、その栄華は短かった。発売から5カ月後、強力なライバルが出現する。
81年2月、トヨタが新型「ソアラ」を発売。端正で美しいクーペは、トヨタの技術を結集した最高級モデルだった。新開発の2800ccDOHCエンジンは170馬力を誇り、コンピューターによる車両制御システム、電子制御サスペンションなど性能の差は歴然だった。