
爆発があった自動車部品製造会社「アドヴィックス」の刈谷工場=5月30日、愛知県刈谷市【拡大】
ただでさえトヨタの生産は逆風続きだ。1月8日に愛知製鋼の工場で発生した爆発事故ではエンジンや変速機に使われる特殊鋼が不足し、トヨタも2月に国内での車両生産を停止。約9万台の生産に遅れが出た。4月の熊本地震ではアイシン子会社工場が被災し、ドア部品などの供給がストップ。トヨタも一時的な生産休止に追い込まれ、約8万台の減産になった。こうした度重なる不測の事態の発生により、トヨタが遅れた生産分を取り戻すのはさらに難しくなってきている。
■トヨタの国内生産の動きと最近の関連トラブル
2016年
1月 8日 グループの愛知製鋼の知多工場で爆発事故が発生
2月 8日 愛知製鋼の事故で鋼材が不足、国内にある全ての車両組立工場が生産を約1週間停止
4月14日 熊本地震でグループのアイシン精機の子会社が被災
4月15日 福岡県の車両組立工場が稼働停止
4月17日 部品不足のため、国内の大部分の車両組立工場で生産を順次停止すると決定
4月25日 愛知県など一部工場で車両生産を再開
5月 6日 車両生産を全面再開
5月30日 アイシン子会社のブレーキ部品大手アドヴィックスで爆発事故