韓国メディアは18日までに、韓国サムスン電子の子会社、サムスンディスプレーが、スマートフォン事業で競合する米アップルにスマホ向けの次世代パネル「有機EL」を供給する見通しとなり、中部牙山に持つ工場の生産ラインを大幅に拡充するとの見方を伝えた。
韓国紙、毎日経済などによると、サムスン側は4月初め、アップルと供給契約を結んだ。アップルは早ければ来年から「iPhone(アイフォーン)」に有機ELを採用する方向で検討しているという。
有機ELは液晶パネルより薄く、色彩の鮮やかさが特徴。技術力のあるサムスンは、中小型有機ELパネルで高いシェアを持っている。サムスンは、アップルのほか中国メーカーへの供給体制を整え、有機ELのさらなる市場拡大を図るとみられている。(共同)