
2017年3月期業績を発表する三菱自動車の黒井義博常務執行役員=22日、東京都港区【拡大】
三菱自動車は22日、2017年3月期連結決算の最終損益見通しが1450億円の赤字(前期は725億円の黒字)になると発表した。赤字転落は09年3月期以来8期ぶり。燃費不正問題に伴うユーザーや取引先への補償費用などで約1500億円の特別損失を計上するほか、軽自動車の販売停止などで本業のもうけを示す営業利益が550億円減少することが響く。不正問題に伴う影響額は合計で2000億円を上回る見込みだ。
特別損失の内訳は顧客向け補償で約500億円、軽を供給する日産自動車や販売店向けの補償、軽の生産を停止している水島製作所(岡山県倉敷市)の従業員に対する一時帰休費用などで1000億円を計上した。同日、東京都内で会見した黒井義博常務執行役員は「燃費不正問題の影響についてはかなり幅広く見積もったので、これ以上の損失が出ることはない」と述べた。
今期の業績予想については、売上高が前期比16%減の1兆9100億円、営業利益は82%減の250億円と予想した。三菱自は4月末に16年3月期決算を発表したが、燃費不正問題の影響が読み切れないとして、17年3月期の業績見通しを「未定」としていた。