質問した男性は「もしこの条項通りになったら、どう釈明するのか」となおも引き下がらない。
高橋社長は「この条項は、シャープが(提携を)やめたいときのほか、巨大災害で工場がつぶれるなど、不可抗力で契約を履行できないとき。そういう事態は全然想定していない。6月中の全額出資はぎりぎりで、いけるかいけないかの世界だが、その方向で進んでいるのは間違いない」と述べた。
別の男性株主からも「シャープの今年度第1四半期(1Q)の業績を理由に、鴻海が出資を止めるといってくるのではないか。どの程度黒字になっているのか、めどを力強く述べてください」と不安の声が上がった。
高橋社長は「1Qが理由で出資されないことは、今私自身はそのような感覚は持っていない。経営状況については鴻海ときちんとシェアしている。出資が完了しないと、シナジーを生む取り組みができない」と答えた。
質問は打ち切られ、最後に6議案の採決に移った。いずれも原案通りに可決。総会は過去最長だった昨年と同じ3時間23分で終了した。