【リーダーの素顔】飲料の新市場づくりへ 宣伝のプロ挑む (1/3ページ)

2016.6.27 05:00

 □サントリー食品インターナショナル社長・小郷三朗さん

 サントリー食品インターナショナルの経営を3月に任された。宣伝や市場調査といったマーケティングのプロとして、創業家出身でサントリーホールディングスの鳥井信宏副社長からの信任も厚い。人口減少などで飲料市場が伸び悩む中、飲料業界での生存競争は激しさを増すばかりだが、「工夫次第ではまだまだ成長できる」と言い切る。

 --マーケティングのプロとして業界で知られるが、印象に残った仕事は

 「いろいろなことをやり、山ほど失敗しました。目立った失敗という意味では1980年代前半に発売した炭酸飲料『サスケ』。当時、飲料市場でシェアが約3割のコカ・コーラに対抗するために投入した商品で、キャッチコピーは『コーラの前を横切るヤツ』でした。本当に横切って終わってしまいました」

 --サントリーの創業者、鳥井信治郎氏の口癖は「やってみなはれ」だった

 「『やってみなはれ』ということはいろいろと失敗しろという意味。失敗を奨励し、失敗から学び、また失敗してもチャレンジする。だから失敗しても怒られたことはありません。失敗から学ぶことが重要です。新しいことに臆せずチャレンジする風土を大切にしていきたい」

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