【リーダーの素顔】飲料の新市場づくりへ 宣伝のプロ挑む (3/3ページ)

2016.6.27 05:00

 --飲料業界の再編は

 「考えられるが、飲料専業メーカーはコカ・コーラと当社だけ。他はビールメーカーや製薬会社などがビジネスを手掛けています。各社にとって飲料ビジネスの比重、重要度は異なるため、再編といっても一筋縄ではいかないでしょう」(松元洋平)

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【プロフィル】小郷三朗

 こごう・さぶろう 京大法卒。1977年にサントリー(現サントリースピリッツ)入社後、ウイスキーや飲料のマーケティングや営業などの業務に携わる。サントリー食品インターナショナル専務、サントリー食品インターナショナル副社長を経て、2016年3月から現職。61歳。大阪市出身。

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 ≪DATA≫

 【家族】妻と1男。「妻も関西出身で、首都圏にいながらも家では大阪弁が飛び交う。お好み焼きやたこ焼きといった粉ものが大好きで、休日にはよく作ります」

 【息抜き】お笑いにはうるさい。ひいきにしているお笑い芸人は「すっちー」。「お笑い番組は欠かさず録画し、休日などにまとめて見ています。見ながら私が突っ込み役、妻がぼけ役で掛け合いをしています」

 【健康法】「毎日欠かさず当社の緑茶飲料『伊右衛門特茶』と『超ウコン』、サントリーウェルネスの健康食品『黒酢にんにく』を飲みつつ、サントリービールの『ザ・プレミアム・モルツ』と『角ハイボール』を飲むことです」

 【マーケティング】「伊右衛門」をはじめ、ウイスキーなどの宣伝に長く携わった。「宣伝の仕事は通算11年やりました。消費者サイドにたって伝えることを学びました」

 【好きな言葉】サントリー宣伝部の大先輩で作家の開高健さんの言葉である「森羅万象に多情多恨たれ」。

 「開高さんから直接薫陶を受けたことはないが、宣伝部には開高さんの教えが受け継がれている。この言葉は一つの行動規範になっている」

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