ダイハツ工業は、29日に大阪府池田市で開く株主総会に、トヨタ自動車の完全子会社となる議案を提出する。議案は可決される見通しで、ダイハツにとって今回の株主総会は上場企業として最後の開催となる。
完全子会社化を発表した今年1月、三井正則社長は「次世代技術で世界をリードするトヨタと、小型化・低コスト化が得意なダイハツが、将来の技術戦略を一緒に作る」と説明。株主総会でもこうした展望を示すなどして理解を求める。
完全子会社化は、8月1日付でダイハツ株1株に対してトヨタ株0・26株を割り当てる株式交換により実施。東京証券取引所1部のダイハツ株は7月27日に上場廃止となる。売買の最終日は同26日。
ダイハツは、大阪高等工業学校(現・大阪大工学部)の校長、安永義章博士らが国産エンジン開発を目指して明治40年に設立した「発動機製造」が前身。昭和14年に池田市で第1工場の操業を開始し、26年にダイハツ工業に改称した。42年にトヨタと業務提携。平成10年にトヨタがダイハツ株の過半数を取得して子会社化した。