ソニー復活へロボット再参入、新たな収益柱に 「事業領域の多様さが強み」 (3/3ページ)

2016.6.30 06:36

経営方針説明会で発言するソニーの平井一夫社長=29日、東京都港区
経営方針説明会で発言するソニーの平井一夫社長=29日、東京都港区【拡大】

 平井社長は「多様な事業領域を抱えていることがソニーの強み。通信業界では(家庭につながる最後の通信回線を)ラストワンマイルというが、ソニーは“ラストワンインチ”でありたい」と述べ、顧客に近い位置で事業展開する姿勢を強調した。

 17年度は、ROE(株主資本利益率)10%以上、1997年度以来20年ぶりとなる営業利益5000億円以上の目標は据え置き「高収益体質への転換」(平井社長)に自信を示した。

 しかし、各事業分野別の収益は為替レートを1ドル=110円/1ユーロ=138円からそれぞれ113円と129円に変更して見直したが、英国のEU離脱問題の影響で為替の先行きも不透明ななか、業績見通しにも不確定要因が残る。

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