【ニューヨーク=上塚真由】米電気自動車メーカーのテスラ・モーターズは6月30日、同社の乗用車が「自動運転モード」作動中に衝突事故を起こし、運転手が死亡したと発表した。米道路交通安全局(NHTSA)が調査に乗り出した。米メディアによると、自動運転中の事故で死者が出たのは初めてとみられる。
事故は5月7日にフロリダ州の幹線道路で発生。交差点で乗用車がトレーラーの側面に衝突したという。事故の原因が自動運転のシステムの不備によるものかは不明。テスラ側は「光がまぶしい状態で、車両システムも運転手もトレーラーに気付かず、ブレーキをかけなかった」と説明している。
NHTSAは事故を起こした同社の主力セダン「モデルS」の2015年型の自動運転技術について予備的調査を開始した。