
大阪を訪れる中国人客は増加しているのに、家電・ブランド品の販売店や百貨店の高額品売り場は閑古鳥が鳴いているという。関西百貨店の免税売上高は4月に9・0%、5月に同15・9%と2カ月連続で減少した【拡大】
日銀大阪支店によると、1~3月の関西国際空港経由の中国人客が買い物に使った平均は約14万円で、前年同期の約17万円を下回った。京阪神の主要百貨店の免税売上高は、3月まで前年同月比プラスを続けていたが、4月にマイナス9・0%、5月に同15・9%と2カ月連続で減少した。
消費の落ち込みに影響したとみられるのが中国の爆買い“阻止策”だ。4月から海外で購入した商品に課す関税の税率を変更。高級腕時計の関税率を30%から60%に引き上げるなどした。外国為替市場での円高も消費低迷の一因となった。
LCCの増便も無関係ではない。以前は北京など大都市の富裕層が旅行客の中心だったが、平均所得の低い地方都市の中間層が多く訪れるようになった。
独り勝ち状態
閑古鳥が鳴いている家電・ブランド品の販売店を尻目に、「独り勝ち状態」となっているのがドラッグストアだ。