
大阪を訪れる中国人客は増加しているのに、家電・ブランド品の販売店や百貨店の高額品売り場は閑古鳥が鳴いているという。関西百貨店の免税売上高は4月に9・0%、5月に同15・9%と2カ月連続で減少した【拡大】
ミナミ一帯では中国人客を狙って昨年から出店が相次ぎ、店員の大半が中華圏出身という「爆買いシフト」を敷く店もある。
心斎橋筋商店街(中央区)の各店舗では、目薬やダイエット用のサプリメントを大量に買い込み、数万円の支払いをする中国人客らの姿が目立つ。ある男性店員(26)は「客の数に変化はない。同じ日焼け止めクリームを数十個単位で購入する中国人をよく見かける」と語る。
中国人客を案内するアジア系の女性(48)はこう分析した。
「高級家電は何年も使えるから、一度手に入れた富裕層が個人旅行で再来日しても買わないが、安全・安心で知られる日本の薬や化粧品などの注目度は高い。健康への関心の高まりもあり、富裕層や中間層がこぞってドラッグストアに流れているのではないか」