ドイツの大手自動車メーカー、BMWは1日、人間がハンドルなどを操作せずに走れる自動運転技術を開発するため、米半導体大手インテル、自動車向けカメラを手掛けるモービルアイ(イスラエル)の3社で提携すると発表した。BMWは運転手が不要な「完全自動運転車」の実現を視野に入れており、2021年までの生産開始を目指す。
自動運転技術の開発競争が激化する中でトヨタ自動車やホンダは、東京五輪が開かれる20年ごろに高速道路向け機能の実用化を目指している。これに対し、BMWは高速道路のほかに市街地でも活用でき、乗員が車中でくつろげる車を導入して「人々の生活と社会を改善させる」との方針だ。
BMWなど3社は高水準の自動運転を実現する試作車を開発し、走行実験を進める。開発した自動運転技術の基盤は、自動車業界などの他の企業も使えるようにする。
自動運転技術をめぐっては、米テスラ・モーターズは米国で自動運転中だった乗用車がトレーラーと衝突し、乗用車の運転手が亡くなる事故が起きたと6月30日に発表。乗用車は事故時にブレーキをかけておらず、日差しが強かったためトレーラーを検知できなかった可能性が高く、技術面の課題を突き付けた。(ニューヨーク 共同)