
ローソンの「ウチカフェフラッペストロベリーチーズケーキ」(左)、ファミリーマートの「ピーチフラッペ」(中)、ミニストップの「ハロハロソルティレモン」(右)【拡大】
コンビニ各社のかき氷商戦が熱を帯びてきた。今年は電子レンジでチンをしたり、温かいミルクを掛けたりする特徴のある商品が増えた。カチカチの氷に一手間加えることで、飲んでも食べてもよい食感にし、幅広い顧客を取り込みたい考えだ。
「温めますか?」。ローソンの「ウチカフェフラッペ」シリーズを買おうとするとレジで店員が聞いてくる。冷たさは保ちながらも少しやわらかくするために、500ワットのレンジで30秒程度、温めることがお勧めだ。ソースが溶け合って味わいが増すという。
定番商品に加え、「ストロベリーチーズケーキ」味(295円)などを数量限定で発売。シリーズ全体で昨夏の1.6倍の売り上げを目指す。
ファミリーマートは、かき氷を容器ごと手でもみほぐし、店のコーヒーマシンでホットミルクやコーヒーを注いでシャーベット状にして食べる「フラッペシリーズ」を販売している。氷菓「ガリガリ君」で知られる赤城乳業(埼玉県深谷市)の氷に空気を混ぜ込みシャリシャリした食感にするノウハウを使っている。