
都営地下鉄の車いすスペース(東京都交通局提供)【拡大】
鉄道施設では、東京五輪・パラリンピック組織委員会が今後まとめるバリアフリー化の指針に従って、競技会場の最寄り駅でエレベーター増設やホームドア設置を支援。17年度予算の概算要求に事業者向けの補助制度の創設を盛り込む。
このほか、海外で普及しているスクーター型の電動車いすに関し、鉄道事業者に乗車規制の緩和を要請することも検討する。日本では乗車できる電動車いすのサイズを制限したり、障害者手帳の提示を求めたりする会社が多いため、有識者会議を設置して、利用拡大への課題を議論する。